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『俺、長くても後、十年ぐらいじゃないかと思うんだ。親父も70だったし』

父の一言。
ひどい脇腹のいたみで病院に行ったところ、検査の結果、『間質性肺炎』と診断されたらしい。

まだ初期の段階らしいが、病魔は徐々に進行してゆく。2ヶ月に1回検査が必要だそうだ。

『死ぬ前に葬式代ぐらいは、貯めておきたい』

・・・

父は若い頃に事業を起こしたが、うまく行かず借金だけが残った。

その後、会社に勤め、一時は雇われ社長として、多い時では1千万の収入を超えていた父だが、借金の返済と、母と私を含む4人の子供の養育だけで消えてしまい、貯蓄は全くない。

私の祖父も小さな事業を興したが、父はそれを次ぐことが出来なかった。
祖父が死んだ時に、当時の専務にうまく丸め込まれ、専務が社長となった。
父が決意して仕事を辞め、地元に戻った時も、専務は社長の座を譲らなかった。
そして職を失った。
私は大学を諦め、仕事に就いた。

不況の中、しかも田舎で50過ぎの者など、雇ってくれる会社はない。
仕事を探して出歩き、音信不通の時もあった。
母からよく電話がかかってきて、私の少ない給料の中から仕送りした。

いつだっただろう。
ある時、ひょっこり親父が帰ってきた。

帰ってきただけで、非常に嬉しかった。
父が働かなくても黙っていた。

今では、私の借りているマンションで一緒に暮らしながら、タクシーの運転手として勤め、
そこで稼いだ少しのお金を母に送っている。

やっと私の暮らしも多少楽になったが、父が働かずに暮らせるほどではないし、ましてや嫁さん探せるような状況では全くない。

・・・
子供の頃は不運を嘆いたが、もっと不運な人もいることも分かっていた。
小遣い欲しさに親に黙って新聞配達を始め、結局は母にバレて稼いだ分を殆ど家に入れることになった。手元には殆ど残らなかったが、我慢して続けた。
あの頃は私がアルバイトをしてくれて助かったと母は言う。

今では少々のことでは挫けない心を作った境遇に感謝している。

・・・

一般的に言われることだが、人生には何度かチャンスが訪れる時がある。
もちろん成功するとは限らない。失敗することもある。

しかし失敗を恐れていては、成功も得られない。
成功するためのチャンスを掴もうとするかは、その人次第。

そして今、

・・・

私のささやかな夢は、父と母を田舎で一緒に暮らせるようにしてあげること。
父が働かずとも、私の収入だけで食べさせてあげたい。

いずれは実現したいと考えていたが、残された時間はあまりない。
3年以内には実現したい。

大きな夢もあるが、今はまだ言えない。

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コメント (3)

もに:

これは「重大発表」と繋がっているのですか?。

コメントありがとうございます。

繋がってるかもしれませんね^^

もに:

うーむ。
気になります。

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2007年3月25日 00:02に投稿されたエントリーのページです。

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